NHK-FM「吹奏楽のひびき」の記録です。
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第47回目放送は下記の曲でした。
- 七夕の音楽 - 「たなばた」 酒井 格・作曲 (8分20秒) (吹奏楽)尚美ウィンド・オーケストラ (指揮)近藤 久敦 <東芝EMI TOCZ-9240> 「“星へのきざはし”から“ミルキー・ウェイ”」 櫛田てつ之扶・作曲 (2分42秒) (吹奏楽)大阪市音楽団 (指揮)木村 吉宏 「“星へのきざはし”から“シグナス・愛の歌”」 櫛田てつ之扶・作曲 (6分23秒) (吹奏楽)大阪市音楽団 (指揮)木村 吉宏 <ブレーン BOCD-7401> 「マーチ・タナバタ」 團伊玖磨・作曲、伊藤 透・編曲 (5分50秒) (吹奏楽)リベラ・ウィンド・シンフォニー (指揮)福田 滋 <THREE SHELLS 3SCD-0006> 七夕が近いので、たまにはこうした季節モノを。 「たなばた」は番組中でも触れましたが、正式名称は「The Seventh Night of July」なんですが、一般的には「たなばた」で知られていますね。 そもそも何故この曲が「たなばた」というタイトルになったか、という話は酒井さんのページに書いてあるので、興味のある方はご一読を。 ちなみに、大阪音大のライブラリには、現在流通しているものよりも若干短い「原典版」の楽譜が存在しているのだとか。 櫛田作品は、全12曲(3曲×4部)のうちの半分が完成していて、今回はその中から第一部のうちの2曲を採り上げました。ちなみに、あと1曲は「蠍座」。 2曲目は、楽譜やCDの表記は「CYGNUS・愛の歌」。「聖闘士聖矢」世代の私は長い間これを「キグナス」だと思い込んでいたのですが、今回JASRACの作品検索(J-WID)で確認したら、「シグナス」だったんですね。 「マーチ・タナバタ」は、正式にはローマ字で March「TANABATA」と表記します。 下総皖一「たなばたさま」が引用されてますが、下総は團の師匠なんですよね。 とりあえず、七夕当日は東京では晴れたので、よかったです。 来月の地域も晴れるとよいですね。 PR
第46回目放送は下記の曲でした。
- ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ ライブ -(2) 「コンクェラー」 フィリップ・スパーク作曲 (3分05秒) (ブラスバンド)ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ (指揮)フィリップ・スパーク 「ハーレクィン」 フィリップ・スパーク作曲 (8分50秒) (ユーフォニアム)荒木 玉緒 (ブラスバンド)ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ (指揮)フィリップ・スパーク 「祝典のための音楽」 フィリップ・スパーク作曲 (12分25秒) (ブラスバンド)ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ (指揮)フィリップ・スパーク ~東京・府中の森芸術劇場どりーむホールで収録~ <2009/5/10> 先週に引き続き、VIVID BRASS TOKYOのライヴ録音。 まずは新作マーチから。 続くハーレクィンはユーフォニアム協奏曲。 会場で聴いたのと、録音で聴いたのでは響きが全く違っていて興味深い結果になりました。指向性の強い金管ならではの結果。 ユーフォニアム・ソロは、ヴィヴィッドの代表でもある荒木玉緒さん。 最後は、スパークの「日本の思い出」の1曲。 他にも、ラテン音楽を取り入れた新作「フィェスタ・デ・ラ・ヴィダ」や、ヴィヴィッドの誇るソリストたちをフィーチャーした「コンチェルト・グロッソ」あたりも面白かったのですが、今回は割愛させて頂きました。
第45回目放送は下記の曲でした。
- ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ ライブ -(1) 「オリエント急行」 フィリップ・スパーク作曲 (7分45秒) (ブラスバンド)ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ (指揮)フィリップ・スパーク 「バトルクリークのための音楽」 フィリップ・スパーク作曲 (16分05秒) (ブラスバンド)ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ (指揮)フィリップ・スパーク ~東京・府中の森芸術劇場どりーむホールで収録~ <2009/5/10> 4月5日の、今年度一発目の放送は、この放送への布石でした。 日本にある英国式金管バンドのコンサート、それもスパークの自作自演、ということで、ライヴを録りに行ってみました。 まずは、ブラスバンドとウインドバンド(いわゆる吹奏楽)の違いが分かるように、ウインドバンドの定番曲から。 そして、最近の曲から、という組み合わせ。 日本のブリティッシュ・ブラスのライヴはCDも少ないので、初めて聴いた人も多かったのではないでしょうか。
第44回目放送は下記の曲でした。
- 聖アントニーのコラール - 「ディヴェルティメント 変ロ長調 Hob.2-46から 第2楽章」伝ハイドン作曲 (2分20秒) (管楽合奏)リノス・アンサンブル <CAPRICCIO Capriccio C67069> 「聖アントニー変奏曲」 ウィリアム・ヒル作曲 (10分40秒) (吹奏楽)カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校 ウインド・アンサンブル (指揮)ウィリアム・ヒル <ソニー・レコード SONY SRCR-8911> 「すべて真実なこと」 マーク・キャンプハウス作曲 (13分10秒) (吹奏楽)武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル (指揮)レイ・クレーマー <ソニー・レコード SONY SRCR-2538> 今年はハイドン・イヤー。5月31日が没後200年に当たります。 なので、ハイドン特集でもやろうかと思ったのですが、ハイドンにはハルモニームジークはありますが、いわゆる「吹奏楽」した曲はありません。 折しも6月15日はスペインのリスボンでは聖アントニオ祭が行なわれます。前回がスペイン特集だったこともあり、いわゆる「ハイドンの主題」として知られている「聖アントニーのコラール」の特集としてみました。 ブラームスが「ハイドンの主題」とした「聖アントニーのコラール」を含む「ディヴェルティメント Hob.2-46」(フェルトパルティ)は、その後の研究でハイドンの作ではない、と言われています。 木管五重奏で演奏されることが多いこの曲、元々の編成は管楽八重奏(ハルモニームジーク)なのです。八重奏で演奏している音源は非常に少ないので、珍しかったのではないでしょうか。 そして、「聖アントニー」と言えば、欠かすことのできないのがヒルの曲。今回はいわゆる原典版(全曲版)の自作自演盤で。これも今やレア音源になってしまいましたが。 日本では「セント・アンソニー・ヴァリエーション」とも呼ばれますが、「アントニー/アンソニー」はいいとして、「ヴァリエーション」と書かれている部分は、元のタイトルでは「ヴァリアンツ」なのです。今回は「変奏曲」にしておきました。 ちなみに、ミュージック・エイトから楽譜が出版されている、作曲者公認のいわゆる「天理カット」。あれは元々は天理高校が最初にやったのではなく、文教大学がやったのだ、というのは意外と知られてないかもしれませんね。最後にコラールが帰ってくる壮大なエンディング、実によく書けていると思うのですが、それもそのはず、あの部分を作ったのは柳田孝義先生(作曲家・文教大学教授)なのです。納得。 「すべて真実なこと」は、とても素晴らしい作品なのに、日本ではあまり注目されてないのが残念な一曲。 「聖アントニーのコラール」が使われていますが、そもそもはノース・ウェスタン大学のアルマ・マター(校歌のようなもの)が、この旋律と同一だったから、という面白い経緯があります。 なぜにノース・ウェスタン大学かと言うと、この曲は同大学で教えていた著名な吹奏楽指導者ジョン・ペインターの追悼のために書かれているから。 タイトル「Whatsoever Things」は、同大学のモットーから採られていますが、そのモットー自体は新訳聖書「フィリピの信徒への手紙」の引用です。 ソニーのCDでは「すべての真実なこと」と訳されていますが、今回はカトリック共同訳聖書実行委員会の訳に倣いました。 エンディング・テーマがカットされていたことからも分かるように、今回は時間がギリギリだったため、こうした事項が解説できなかったのも残念です。 更に時間があれば、伊左治直「夕焼けリバースJB急行 〜ハイドン・ヴァリエーション・メタモルフォーゼ」も流したかったのですが、残念。
第43回目放送は下記の曲でした。
- 世界のバンド ~ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 - 「管楽オーケストラのための“アダージョ”」 ホアキン・ロドリーゴ作曲 (9分40秒) (吹奏楽)ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 (指揮)ヘンリー・アダムス <WORLD WIND MUSIC WWM 500.075> 「ピラール・サエス」 ホセ・サルバドール・ゴンサレス・モレーノ作曲 (5分05秒) (吹奏楽)ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 (指揮)ヘンリー・アダムス <WORLD WIND MUSIC WWM 500.064> 「サンタ・エスピーナ」 エンリク・モレーラ作曲 (4分15秒) (吹奏楽)ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 (指揮)ヘンリー・アダムス 「ビバ・ナバーラ」 ホアキン・ラレグラ作曲 (4分50秒) (吹奏楽)ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 (指揮)ヘンリー・アダムス <WORLD WIND MUSIC WWM 500.024> 今年はロドリーゴが没後10年(7月6日没)。なので、「アダージョ」をどこかで採り上げたいと思ってました。 せっかくなので、スペインのバンドのがあったなぁ、と思い、いっそのこと その「アルティスティカ」で一本作ってみようと考えた次第。このバンド、面白いですしね。 チェロを含むこのバンド、たくさんCDもリリースされてますが、オリジナル作品だとその編成の特異さが分からないんですよね(演奏はとても面白いのですが)。 なので、「このバンドならではのものを」と思い立ち、スペイン舞曲集にしてみました。 ピラール・サエスは最近作られた、オリジナル作品です。 アルティスティカのために作られた、というだけあって、チェロの響きも活かした作品になっていました。 サンタ・エスピーナは、元々「コブラ」というスペインの民俗系管楽合奏の形態に書かれた曲。 編曲者がクレジットされていなかったので、原編成のものを単に吹き替えたのか、それとも誰か編曲者がいるのかは分かりませんでした。 ビバ・ナバーラは元々はピアノ曲。たまにアンコールで弾かれてたりしますね。こちらは明らかに編曲されてるのですが、編曲者は不明でした。 たまには、こういう民俗色を強く出したバンド・演奏・曲を採り上げるのも面白いですね。 |
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