NHK-FM「吹奏楽のひびき」の記録です。
非公式ページですので、悪しからず。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
第43回目放送は下記の曲でした。
- 世界のバンド ~ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 - 「管楽オーケストラのための“アダージョ”」 ホアキン・ロドリーゴ作曲 (9分40秒) (吹奏楽)ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 (指揮)ヘンリー・アダムス <WORLD WIND MUSIC WWM 500.075> 「ピラール・サエス」 ホセ・サルバドール・ゴンサレス・モレーノ作曲 (5分05秒) (吹奏楽)ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 (指揮)ヘンリー・アダムス <WORLD WIND MUSIC WWM 500.064> 「サンタ・エスピーナ」 エンリク・モレーラ作曲 (4分15秒) (吹奏楽)ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 (指揮)ヘンリー・アダムス 「ビバ・ナバーラ」 ホアキン・ラレグラ作曲 (4分50秒) (吹奏楽)ブニョール・アルティスティカ交響吹奏楽団 (指揮)ヘンリー・アダムス <WORLD WIND MUSIC WWM 500.024> 今年はロドリーゴが没後10年(7月6日没)。なので、「アダージョ」をどこかで採り上げたいと思ってました。 せっかくなので、スペインのバンドのがあったなぁ、と思い、いっそのこと その「アルティスティカ」で一本作ってみようと考えた次第。このバンド、面白いですしね。 チェロを含むこのバンド、たくさんCDもリリースされてますが、オリジナル作品だとその編成の特異さが分からないんですよね(演奏はとても面白いのですが)。 なので、「このバンドならではのものを」と思い立ち、スペイン舞曲集にしてみました。 ピラール・サエスは最近作られた、オリジナル作品です。 アルティスティカのために作られた、というだけあって、チェロの響きも活かした作品になっていました。 サンタ・エスピーナは、元々「コブラ」というスペインの民俗系管楽合奏の形態に書かれた曲。 編曲者がクレジットされていなかったので、原編成のものを単に吹き替えたのか、それとも誰か編曲者がいるのかは分かりませんでした。 ビバ・ナバーラは元々はピアノ曲。たまにアンコールで弾かれてたりしますね。こちらは明らかに編曲されてるのですが、編曲者は不明でした。 たまには、こういう民俗色を強く出したバンド・演奏・曲を採り上げるのも面白いですね。 PR
第22回目放送は下記の曲でした。
− ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の今昔 − 「“ディオニソスの祭り”作品62 第1」 フロラン・シュミット作曲 (9分50秒) (吹奏楽)パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団 (指揮)フランソア・ジュリアン・ブラン <東芝EMI EMI CLASSICS TOCE−3178> 「ラ・ヴァルス」 ラヴェル作曲、フランソア・ブーランジェ編曲 (12分00秒) (吹奏楽)パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団 (指揮)フランソア・ブーランジェ 「くまばちは飛ぶ」 リムスキー・コルサコフ作曲、ロジェ・ブートリー編曲 (1分30秒) (吹奏楽)パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団 (指揮)フランソア・ブーランジェ 〜東京国際フォーラムで収録〜 <2007/11/3> 吹奏楽をやってる人には、もはや常識的な存在とも言えるギャルドですが、今回は「昔のサクソルン属を使っていたギャルド」と「新体制のギャルド」を両方聴いてみよう、という企画。 古い方では、いわゆるギャルド・ショックの頃の録音(しかも日本で行なった)。 実は最近あまり店頭で見ることが少なくなりつつある、原編成での、しかもギャルドによるディオニソスですので、「若い人たち」には珍しいものだったかもしれません。 ちょうどこの放送日は全国大会・高校の部の日で、やはりディオニソスを演奏していた団体がありました。興味を持った人には、ぜひノーカット・原編成の演奏も聴いてもらいたいものです。 新しい方は、昨年の来日公演から。 曲はどれを選んでもよかったのですが、演奏の内容から選択しました。 余白を埋める意味もあり採り上げた「くまばち」ですが、ギャルドの特徴でもあるソロ・クラリネット/テュッティ・クラリネットによるアンサンブルに注目する意味でも、面白い演奏だったと思います。 かつての「吹奏楽三昧」で紹介された、「初来日時の秘蔵音源」を流したいところでもあったのですが、契約上 放送権の切れているものを流すのには関連団体・演奏者全員の承諾が必要で、10分ほどのためにそれをやるのも辛い話でしたので、ディオニソスを選択しました。(よく勘違いされるのですが、かつてNHKが放送したり、音源を所有しているものでも、再放送するには再契約が必要なので勝手に流す訳にはいかないのです) もっとも、あの音源は、もっとよい形でまた聴くことができると聞いてますので、そちらをお楽しみに。
第19回目放送は下記の曲でした。
− 世界のバンド〜カラビニエーリ吹奏楽団 − 「歌劇“椿姫”から 第3幕への前奏曲」 ヴェルディ作曲、ドメニコ・ファンティーニ編曲 (3分30秒) (吹奏楽)カラビニエーリ吹奏楽団 (指揮)ドメニコ・ファンティーニ 「楽劇“ワルキューレ”から“ワルキューレの騎行”」 ワーグナー作曲、ドメニコ・ファンティーニ編曲 (4分40秒) (吹奏楽)カラビニエーリ吹奏楽団 (指揮)ドメニコ・ファンティーニ 「歌劇“清教徒”から“嵐の場面の音楽”」 ベルリーニ作曲、ドメニコ・ファンティーニ編曲 (2分40秒) (吹奏楽)カラビニエーリ吹奏楽団 (指揮)ドメニコ・ファンティーニ 「歌劇“ジョコンダ”から“時の踊り”」 ポンキエルリ作曲、ドメニコ・ファンティーニ編曲 (9分00秒) (吹奏楽)カラビニエーリ吹奏楽団 (指揮)ドメニコ・ファンティーニ 「行進曲“忠誠”(ラ・フェデリシマ)」 フォルテュナート・チレネイ作曲 (4分00秒) (吹奏楽)カラビニエーリ吹奏楽団 (指揮)ドメニコ・ファンティーニ <BMGファンハウス BMG BVCC−35032> これまでとちょっと傾向を変えて、演奏団体に焦点を当ててみました。 イタリアのカラビニエリは、日本ではギャルドなどと比べるとイマイチ話題になることが少ない気がします。が、その特異な響きは実に面白いのです。 今回は、特に編成という点に着目し、その異常なまでの音域をカバーするクラリネット群や、ヴァルブ・トロンボーンやチンバッソといった特殊低音金管をクローズアップし、続けて合奏体としての表現力の広さを楽しむ、という流れにしてみました。 サクソルン属を多用する、レパートリーはオーケストラの編曲ものが中心、という点でギャルドと似ていますが、こうして聴いてみると全く違うタイプのバンドなのだ、ということが浮き彫りになったのではないでしょうか。 名盤と誉れ高きこの音盤、何度かマスタリングを変えたりしながら再販されていますが、最近は店頭で目にすることも少なくなってしまったように思います。ちょっと残念ですね。 最近のカラヴィニエリの音は、ネット上でも聴くことができます。 http://www.carabinieri.it/Internet/Cittadino/Download/Brani/Teatro+Opera+di+Roma+-+2002/ 世界には他にも面白い編成・サウンドのバンドがありますので(スペインのアルティスティカ・ブニョロとか)、ゆくゆくはそういうバンドもご紹介したいところです。
第6回目放送は下記の曲でした。
− 昭和ウインド・シンフォニー演奏会から − 「フィニッシュ・ライン」 シンディ・マクティ作曲 (6分30秒) 「レイディアント・ジョイ」 スティーヴン・ブライアント作曲 (5分10秒) 「吹奏楽のためのディヴェルティスマン“セラムリク”作品48」 フロラン・シュミット作曲、ステファン・メイヤー編曲 (4分00秒) 「シティスケープ」 スコット・ブールマ作曲 (3分30秒) (吹奏楽)昭和ウィンド・シンフォニー (指揮)ユージン・コーポロン <CAFUA CAFUA CACG−0112> 前回がABAオストワルド作曲賞受賞曲だったので、今回はNBAウィリアム・レヴェリ記念作曲賞受賞曲を、ということで、まずブライアントの曲を決めて、そこから「同じ演奏会の曲目で」というテーマを据え、このプログラムを組んでみました。 最近でたばかりのCD1枚からの音源ということなので、出来るだけCD解説に含まれていない内容を中心にしゃべってみようと頑張ってみました。 「セラムリク」はCDでは作品番号や副題がどこにも載っていなかったので、今回は補足しています。 ちなみに、シュミットはNHKでは「フローラン」ではなく「フロラン」なのです(ついでながら、ホルストは「グスタフ」ではなく「グスターヴ」らしい)。 それにしても、妙な場所で喋りをトチってしまいました。特に冒頭の「今回は」は恥ずかしかった・・・・・
第1回放送、お聞き頂いた方々、有り難うございます。
収録のときは風邪をひいていて、前日まで声が出ない状態。 更に不慣れな上に、柄にもなく緊張してしまい、ちょっとガチガチの喋りになってしまいました。自分で聞いていて恥ずかしい・・・・・ 次回から、もっとリラックスしてやれるといいな、と思っています。 さて、第1回目放送は下記の曲でした。 − 世界のバンド イーストマン・ウィンド・アンサンブル − 「吹奏楽のための組曲 第1番 変ホ長調 作品28aから “シャコンヌ”」グスターヴ・ホルスト作曲 (4分30秒) (吹奏楽)イーストマン・ウインド・アンサンブル (指揮)フレデリック・フェネル <日本フォノグラム(フィリップス) MERCURY PHCP−10048> 「管楽アンサンブルのためのシンフォニエッタ」 ジョン・ウィリアムズ作曲 (17分00秒) (吹奏楽)イーストマン・ウインド・アンサンブル (指揮)ドナルド・ハンスバーガー <タワーレコード PROA−24> 吹奏楽の基本中の基本とされるフェネル/イーストマンによるホルスト「1組」。 でも、どうして「基本中の基本」と言われてるのかを考えたことはあるのか?そして、基本でありながら、初演や作曲動機が不明なまま、つまり熱心な研究がされていない、というのはどういう訳か? 映画音楽で有名なジョン・ウィリアムズ。その映画音楽のアレンジばかりがもてはやされているけれど、吹奏楽のオリジナル曲もいくつかある。でも、それをなかなか耳にすることはない。 で、聴いてみてビックリ。こんな曲も書く人なのね。 両者に共通するのは、「表面だけで、全てを知ったような気になる」という吹奏楽愛好者に顕著な聴取姿勢。 見方を変えれば、もっと色んな違う貌が見えてくるのに・・・・・ これは、この番組がこれからも持ち続けていきたい命題。 それを提示するのに、イーストマンWEは、まさにうってつけの《パイオニア》だったのです。 ちなみに、番組のテーマ曲は、酒井格「三角の山」。 曲調が打ってつけだったのもありますが、他の数曲の候補からこれにしたのは、別の理由もあります。 欧題の「Konide」は円錐状火山を意味するドイツ語。英語では「cone」ですが、これには「明かりで照らす」という意味もあります。吹奏楽の輝かしい未来を願うに相応しいタイトルではないでしょうか。 テーマ曲の演奏は、武田晃/陸上自衛隊中央音楽隊です。 (音源:ブレーン BOCD-7168「写楽 ニュー・オリジナル・コレクションVol.1」) |
カレンダー
カテゴリー
最新TB
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
|