NHK-FM「吹奏楽のひびき」の記録です。
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第38回目放送は下記の曲でした。
- ヘンデルの吹奏楽~没後250年によせて - 「王宮の花火の音楽」 ヘンデル作曲 (20分10秒) (演奏)キングズ・コンソート (指揮)ロバート・キング <HYPERION HYPERION CDA20350> 「オラトリオ“サムソン”から 序曲」 ヘンデル作曲、ポール・ホエアー編曲 (4分10秒) (吹奏楽)北九州市立響南中学校 (指揮)田畑 俊彦 <ソニー・レコード SONY SRCR-2206> 没後250年のヘンデルイヤーである今年、4月14日が命日ということで、企画してみました。 放送中でも触れた通り「いわゆるクラシックの作曲家が書いた」、「50人以上で演奏する管打楽器合奏」で最も古いのは、恐らくこの曲。 実際のところ、ヘンデル自身は管打楽器だけで演奏するのには反対だったらしい、ということや、初演は雨が降ったのに加えて花火が引火して火事になったり、と、それほど恵まれた出自ではなかったのかもしれませんが、音楽史に燦然と輝く吹奏楽曲ということで、一回しっかりと採り上げてみた次第。 管打楽器のみによる演奏のCDは意外と手に入らない(あっても楽器の数が少なかったり、現代の楽器だったりする)のですが、これは初演と同じく管打楽器のみで古楽器使用のものでした。 独特の響き(調律自体が違う)がして面白いのですが、「古楽の響き」で「王宮の花火」を楽しむなら、エルヴェ・ニケ指揮:コンセール・スピリテュエルのCDがお勧めです。弦が入っているので、この番組では紹介できませんでしたが、とにかく強烈な演奏です。 YouTubeに一部動画もあるみたいです。当時の管楽器は見てるだけで楽しいです。 さて、もう一曲は、1970年の吹奏楽コンクールの課題曲になったヘンデル作品。これを当時のコンクールの演奏で、という趣旨。 アレンジ作品が課題曲になったことがある(過去に2曲だけ)、というのも意外かも。 「ヘンデル」と「コンクール」は、一見縁が無さそうですね。普段から「王宮の花火」を聴く人は「コンクール」に興味を持つことは少ないでしょうし、「コンクール」が好きな人が普段「王宮の花火」などに関心があるか、というと難しいところ。 なので、意外な接点がある場合には、ここぞとばかりに強調した解説をするように心がけてます。 今回の場合は、「1970年は金銀銅に制度が変わった年」「この響南中学が初の金賞」などと、思いっきり《コンクール視点》に近づいてみました。 ちなみに、この響南中学は、統廃合により無くなってしまっているそうです。豊島十中(明豊中となった後に統廃合で消滅)もそうですが、当時の有名校のその後にまで関心を持っている人は、あまりいないみたいですね。 時間がもう少し余れば「見よ、勇者は帰る」の保科洋編曲版(国体でよく使われる)なんてのも紹介したかったのですが、残念。 PR ![]() ![]() |
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