NHK-FM「吹奏楽のひびき」の記録です。
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第25回目放送は下記の曲でした。
− よみがえるいにしえの響き − 「バラード 第17番」 ギヨーム・ド・マショー作曲、パーシー・グレンジャー編曲 (2分15秒) (吹奏楽)イギリス王立ノーザン音楽大学ウインドオーケストラ (指揮)クラーク・ランデル 「ラ・ベルナルディーナ」 ジョスカン・デ・プレ作曲、パーシー・グレンジャー編曲 (1分20秒) (吹奏楽)イギリス王立ノーザン音楽大学ウインドオーケストラ (指揮)クラーク・ランデル <CHANDOS CHANDOS CHAN−10455> 「“ダンスリー”から“ムーア人の踊り”“ファゴット” “ショーム吹きの踊り”“パヴァーヌ:戦い”」 ティールマン・ズザート作曲、パトリック・ダニガン編曲 (10分00秒) (吹奏楽)テキサス大学ウインドアンサンブル (指揮)ジェリー・ジャンキン <REFFERENCE RECORDINGS RR−104CD> 「“テレプシコーレ”から IV」 ミヒャエル・プレトリウス作曲、ボブ・マーゴリス編曲 (8分45秒) (吹奏楽)シンシナティ大学ウインドシンフォニー (指揮)ユージン・コーポロン <東芝EMI KLAVIER TOCZ−9214> 名盤3枚を使っての豪華構成。いずれも素晴らしい内容のディスクなのですが、その中から抜き出してのご紹介。「ダンスリー」と「テレプシコーレ」は全曲ご紹介できないのが、本当に残念。 グレンジャー編曲のものは、最近リリースされた新しいCD。「バンドのためのジェムス(宝石集)」という膨大な量のグレンジャーによる編曲集の一部が収録されたもので、実に興味深いCDです。 http://www.hmv.co.jp/product/detail/2704640 ちなみに「ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック・ウィンド・オーケストラ」は、訳としては今回の表記のものが正しいのだそうです。イギリスには「王立音楽院」と「王立音楽大学」があって、吹奏楽が盛んなのは「音楽大学」の方なのです。チラホラと誤訳されているのを見かけますね。 スザート(NHKではズザートらしい)の「ダンスリー」は、フィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルの「スザート組曲」と言った方が知っている人が多いかも。ちょうどアンサンブルコンテストのこの時期、演奏した人もいるかもしれません。 klavierからも「ダンスリー」は出ていますが、あちらとは編曲が違います。 このCDには他に、ドアティ「ストコフスキーの鐘」の初録音なども含まれています。演奏も録音も素晴らしいディスクです。 http://www.amazon.co.jp/Bells-for-Stokowski/dp/B0001JXQCY/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1227341442&sr=1-1 マーゴリス編によるプレトリウス「テレプシコーレ」は、有名な曲。 アンサンブルコンテストでもよく目にしますが、このマーゴリス版は色々と変わっています。 まず、とにかく楽譜の指示が細かい! こちらでパート譜が見れますが、番組でも触れた「フルートが10 div.」や「打楽器にフォルテが一杯」が確認できます。 http://www.manhattanbeachmusic.com/html/terpsichore2.html 名盤と誉れ高いこのCD、今回は東芝EMIの国内盤を使いましたが、現在手に入るのはklavierのものです。これ、音源は同じものです。 http://ml.naxos.jp/album/KCD-11058 このCD、実はEMIとklavierの共同プロジェクトで作成されたもので、シンシナティWSが山梨のフェネルホールで録音しています。 今回は「古楽を吹奏楽で」というテーマに据えていますが、裏のテーマとしては、いわゆる編曲問題を扱っています。 単なる移し替えではない、「創造的な編曲」とはなにか、ということを考えてみたいものです。 PR ![]() ![]() |
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