NHK-FM「吹奏楽のひびき」の記録です。
非公式ページですので、悪しからず。
[1]
[2]
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
第53回目放送は下記の曲でした。
【ゲスト】関口 義人 - カリブ海のブラス - 「エル・マンボ」 ダマソ・ペレス・プラード作曲 (2分45秒) (バンド演奏)コンフント・カシーノ <アオラ・コーポレーション ディスコ・カランバ CRACD-202> 「ゴーゴー・マンボ」 ダマソ・ペレス・プラード作曲 (2分50秒) (バンド演奏)ペレス・プラード・オーケストラ <Tumbao Cuban Classics TCD-013> 「イゴールの夢」 アルトゥーロ・チコ・オファーリル作曲 (5分15秒) (バンド演奏)チコ・オファーリル&ヒズ・アフロキューバン・ オーケストラ <ビクターエンタテインメント株式会社 Milestone VICJ-228> 「オ・ラ・ソカ」 アルフォンサス・キャッスル作曲 (7分20秒) (歌)ア ロ ウ <ポリスター株式会社 ISLAND P30D-10042> 「バルバドス」 チャーリー・パーカー作曲 (3分55秒) (バンド演奏)ジャズ・ジャマイカ <パルコ株式会社 QUATRO QTCY-2036> ゲストに音楽評論家の関口義人さんをお招きしての企画。この番組に関口さんにいらして頂くのは3回目です。 前々回と前回に続いて、今回はカリブ海のブラスを特集。 吹奏楽のポップス・ステージでもマンボなんかを演奏することが多いかと思いますが、意外と本場のものを聴いたことが無い人もあるのではないかと。 元々ブラス・サウンドが活躍するジャンルでもあるので、こうしてまとめてみるのも面白かったのではないでしょうか。 時間の都合で関口さんに解説して頂く量が少なくなってしまったのが残念ですが、放送で興味を持った方は、関口さんの著書「ブラスの快楽」のご一読を。 きっと楽しい世界が待っていると思います。 PR
第27回目放送は下記の曲でした。
【ゲスト】齋木小太郎 − チンドン 路上バンドの楽しみ − 「竹に雀〜千鳥」 (3分40秒) (演奏)長谷川宣伝社 <パフ・アップ・ラベルス PUFF UP PUF−7> 「街のチンドン屋」 (1分50秒) (演奏)鈴かん連中 <トンボ トンボ 15542(SP)> 「街頭宣傳(上)」 (1分20秒) (演奏)齋藤音楽会 「街頭宣傳(下)」 (1分20秒) (演奏)齋藤音楽会 <リーガル リーガル 66761(SP)> 「美しき天然」 田中穂積・作曲 (2分25秒) (演奏)小一堂宣伝社社中 <キング KING KICH−2383> 「軍艦行進曲」 瀬戸口藤吉・作曲 (2分40秒) (演奏)アダチ宣伝社 <GROSSE RECORDS GROSSE GRCS−002> 「シェイク」 小森田実・作曲 (1分35秒) (演奏)ちんどん通信社 <オフノート・レコード OFF NOTE ON−56> 「スーパー葉牡丹」 本田祐也・作曲 (2分05秒) (演奏)チャンチキトルネエド <リトルモア・レコーズ リトルモア TLCA−1018> ちょっと変わった視点でのご紹介。 「チンドン」も管楽器と打楽器という編成である以上、広義の意味では吹奏楽と呼べるわけです。 そして、歴史的に見ても両者の関わり合いは深く、かつての「ジンタ」は元軍楽隊員が終戦後になったケースも多かったですし、そもそもの「宣伝のために管楽器を使う」ことが、のちに様々な百貨店が「少年音楽隊」を作成したのも、民間吹奏楽の隆盛に一役買ったわけで。 ともかく、「ホールなどではなく、もっと一般の人々に身近なところで奏でられる吹奏楽」というものを考えるのは大事なことだと思います。それが、地元に密着した「コミュニティバンド」としての活動を省みることにつながるはずです。 今回、ゲストとして、この分野に非常にお詳しい齋木さんにお越しいただきました。 もっと詳しい研究成果は、論文としてまとめられていまして、その抄録が日本吹奏楽指導者協会(JBA)の最新の紀要に掲載されていますので、ぜひお読み下さい。
第16回目放送は下記の曲でした。
【ゲスト】関口 義人 − アフリカのブラス・バンド − 「アグリカルチュア」 (2分40秒) (演奏)E.T.メンサー&ザ・テンポス・バンド <RETROIX AFRIQUE> 「ソロ・ヒット」 (3分40秒) (演奏)オーランド・ジュリアス&ヒズ・モダーン・エイセズ <ブルース・インターアクションズ P−VINE PCD−3568> 「アハ・ゲダオ」 (4分55秒) (演奏)ゲタチュウ・メクリア <META AFPCD−5277> 「カントリー・クッキング」 (5分15秒) (演奏)クリス・マグレガーズ・ブラザーフッド・オブ・ブレス <ヴァージン・レコード VENTURE VJCP−6> 先週に引き続き、音楽評論家の関口義人さんをゲストにお招きしました。 普段はあまり吹奏楽と結びつかない地域のものを、ということでアフリカをセレクトして頂きました。 番組冒頭でも言った通り、私自身 全く想像ができなかったので、とても勉強になりました。 特にエチオピアの「ゲタチュウ・メクリア」なんか、面白かったですね。 アフリカにもまだまだたくさんの面白いブラス・サウンドがありそうです。短い番組なので、ごく一部しかご紹介できなかったのが残念です。 関口さんの著書「ブラスの快楽」 http://item.rakuten.co.jp/book/3545744/ によれば、アフリカ以外にも色々な「普段はあまり吹奏楽と結びつかない地域の管楽器サウンド」があるそうですので、ぜひまた機会があれば、紹介したいですね。 個人的にはインドやカリブあたりが面白そうです。 次回(もう明日ですね)からは、また通常の「スイソウガク」に戻ります。 洗足学園音楽大学の演奏会のライヴで、バーンズ「第6交響曲」全曲です。 まだ初演されたばかりの曲で、当然音源も販売されていない曲ですので、お楽しみに。
第15回目放送は下記の曲でした。
【ゲスト】関口 義人 − 東ヨーロッパのブラス・バンド − 「007ジェームズ・ボンドのテーマ」 モンティ・ノーマン作曲 (3分10秒) (演奏)ファンファーレ・チョカーリア <ASPHALT TANGO CD−ATR−0605> 「太陽のように明るく」 (4分05秒) (演奏)ボバン・マルコビッチ・オーケスター <アオラ・コーポレーション AHORA BNSCD−8807> 「テクニツキ・チョチェク」 (4分25秒) (演奏)コチャニ・オーケスター <YENI DUNYA MUZIK> 「ウイチョチェク」 (5分40秒) (演奏)ベシュ・オ・ドロム <アオラ・コーポレーション AHORA BNCSD−894> 2人目のゲストとして、音楽評論家の関口義人さんをお招きしました。 関口さんと言えば「ブラスの快楽」や http://item.rakuten.co.jp/book/3545744/ 「バルカン音楽ガイド」 http://item.rakuten.co.jp/book/1550890/ などの著書でおなじみです。 そもそも、8月のゲスト企画は、「ファンファーレ・チョカーリアを特集したい」という私の希望から始まったもので、それならば、とちょっと範囲を広げて「いわゆる吹奏楽と見られていないけど、管楽器を中心とした世界のポップス」を一ヶ月に渡って紹介する内容となりました。 その、「ファンファーレ・チョカーリア」を含むこの回、かなり刺激的な内容になっていたのではないでしょうか。 ファンファーレ・チョカーリアは映画「炎のジプシー・ブラス」で http://plankton.co.jp/brassonfire/ 一気に注目を集めた「世界最速ブラス」です。今年も10月に来日するそうです。 http://plankton.co.jp/fanfare/index.html このバンドももちろん素晴らしいのですが、他にもボバン・マルコビッチやコチャニ、ベシュ・オ・ドロムも併せて紹介できたのは、とても嬉しかったです。 もちろん、この他にも色々なバンドがありますし、演奏もたくさんCDが出ていますので、これをきっかけに多くの方が聴くようになってくれればな、と願っています。 実は、この回(その前の斉木さんの回もそうですが)には「海外の吹奏楽団の呼称のなかに《ファンファーレ》や《オーケスター》というのがあるんだよ」という、いわゆる「呼称問題」が潜んでいるのですが、お気づきになったでしょうか?
第14回目放送は下記の曲でした。
【ゲスト】斉木小太郎 − ジャズの始まりとニューオリンズ・ブラスバンドの蘇生 − 「聖者の行進」 黒人霊歌 (4分00秒) (演奏)マグニフィセント・セヴンス・ブラス・バンド <MARDI GRAS(アメリカ輸入盤) Mardi Gras 1012> 「ディキシー・ジャズ・バンド・ワン・ステップ」 オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド作曲 (2分40秒) (演奏)オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド <BMGジャパン RCA BVCJ−7391> 「ヴードゥー」 ザ・ダーティー・ダズン作曲 (6分45秒) (演奏)ダーティー・ダズン・ブラス・バンド <COLUMBIA(アメリカ輸入盤) columbia ck−65046> 「ニュークリアー・サマー」 作曲者不詳 (演奏)ヤングブラッド・ブラス・バンド <LAYERED MUSIC(アメリカ輸入盤) Pias 005.3015.020> 先週に引き続き、ミュージックマガジン編集者の斉木さんにお願いしました。 吹奏楽のルーツ(起源をどこにするかはともかく)の1つとも言うべきニュー・オリンズのジャズですが、意外にその流れ、とくに現代にどうつながっているのか、というのは知られていないのではないでしょうか。かく言う私もほとんど手をつけていなかった領域で、実に面白かったです。 そもそもの始まりの話から成立の過程までを見た最初の方も興味深かったですが、ダーティー・ダズンあたりからの日本への影響、そして現代に引き継がれた姿など、もう一つの音楽史を見るようで、じつに考えさせられる内容でした。 そして、最後に斉木さんのまとめのお話として、「伝統をいかに(変化させながらも)受け継いで行くか」という点は、とても大切な問題提起ではないかと思うのです。 斉木さんのお話の巧さもあり、とても刺激的な回となったのではないかと思います。 斉木さんは、他にも日本の吹奏楽受容史や、各国の吹奏楽の歴史にも明るいかたですので、また折をみて、これまでと異なった視点からの吹奏楽をご紹介して頂きたいな、と考えています。 放送では流れない、曲が流れている間の私的トークも面白かったのですけどね(笑) 次回は、今度は「ブラスの快楽」や「バルカン音楽ガイド」などの著書でおなじみの、関口義人さんをお招きします。 |
カレンダー
カテゴリー
最新TB
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
|